外遊びが出来なくなって
三日目に成っていた昨晩、
ラフっ子達も、さぞや退屈だろうと思い
バッチョンの曲芸でも
暫らくぶりに練習するかな?と
教材を持ち出し、
その上にばっちょんを呼んで座らせた。
それからその上で、練習中の曲芸をやらせたのだけれど、
曲芸は、あくまでも曲芸だからね、
釣り餌さとして、何か彼女が前半身を引き揚げる動きを誘導し易いものは無いかなと考えた。
そこに、ちょっと前に、彼女が食べ残していた
夕方分のフード。
曲芸練習を終えたら片付けようと思って
そのままに成っていたのだけれど、
丁度いいや、フードを一粒取り
彼女の鼻先に持っていくと
首を伸ばして前半身が引きあがる。
御褒美なんていうほどご大層なものじゃないけれど、
とりあえず、手にしていた一粒のフードを与える。
そんなことを何度かやっていたが、
やっぱり曲芸と言うのは性に合わない。
いい加減な所でやめにしたのだけれど、
バッチョンが食べ残していたフードを
そんな風に使っていたから、
十粒ほどは、食べてくれて
捨て去るよりは有効だったなと思いつつ
バッチョンに目をやると
もっとやりたいという顔をしている。
そんな曲芸なんかしなくたって、
どの道おまえさんの食べ残しなんだから
器ごと上げるよと
ハウスの中に
食べ残してたんまりフードが入っている器を入れてあげたが
いかにも食べたくありませんと言う感じで
器から顔を背けている。
外遊びが出来なくて
体を動かしていなかったために
食慾が低下して残していたフードだもの、
そんなものかな?と思ったのだけど、
じゃあ、さっきの、あのもの欲しそうな顔はナンなんだ?と
もう一度バッチョンをハウスから出して
教材の上に座らせると
ほら、それお口の傍に持ってきてくれるんだよね♪と、
フードの器にこちらが手を伸ばすのを
嬉しそうに期待感一杯の顔で見ている。
ああ、ばっちょんは、
フードが欲しくて曲芸をやりたがっているのではなくて、
曲芸を行なうためのルールの一つ(ゲームの導入時の儀式?)として
フードを受け取るというのを
愉しんでいるだけなんだわと解る。
ややこしいヤツだなと思いつつ
そうだよな、作業(お仕事も、遊びも)は大好きだけど
食べ物には全然執着が無い連中だもんなと納得!
これが昨日の夜のこと。
で、今朝、久々みんなを外に出すことが出来て、
折角遊ばせられる天気なのに
ちょっとの時間も勿体無いよなと思って
そのまま外で餌を与えてしまう事にしたのだけれど、
さすがに3日外で遊べなかっただけあって
もともと食が細いアクセルは
お約束のごとくフードを残していた。
餌さ入れ洗うのに厄介ジャンとか思いつつ
それを回収しにアクセルに近づき
もういいのか?終ったかい?
と声をかけると、
それまで、もう沢山ですという顔して横に成っていたアクセル、
おもむろにまた食べ始める。
それって、こちらに餌を取られまいという行動か?
それだとちょっと考え物だぜ!と思い、
ちょっとだけ口をつけては、
また残していたアクセルの器に手をかけたが
アクセルは、別に器を守るような気配は無い。
もう一度、終わったか?と声をかけると
また、先ほどのように、いそいそと食べ始める。
持って帰られたくないから
無理無理口に入れているのか?と思えるほど、
なにやら、食べたくも無いのを
無理して口に入れている感じ。
なんなんだろ?
・・・
で、最終的に解った事は、
食べ終わって
器が空になっていないと
最後の、終わったんなら器を持っておいでという
こちらの出す指示に対して
フードが残っていると
器を咥えて運べないという気持から
もう食べたくないのだけれど、
食べなくては、そのお仕事をやれなくなるというので
無理無理食していたらしい。
結局、
僕、ちゃんと持ってきたよ!
が言いたくて
お腹一杯なのに
器を空にするため
無理して、フードをお腹に詰め込んでいたアクセルだったのだ。
器を咥えて運んできたアクセル。
それを咥えて此方を見上げた途端
グェ〜ップ!
と大きなゲップを出し、
早くこれ、受け取って!
僕やったでしょ♪(撫でて、撫でて!)なのだった。
こいつもバッチョンと一緒かい!?
作業(ゲーム?)がしたくて
食べたくも無いのを無理して食べるってか?!
作業好きなのか?
ただ、甘ったれの構ってチャンなのか?
褒められたがりなのか?
こんなことが出来るんだぜ!を誇示したいナルシストなのか?
こいつらって、一体、何なんでしょ〜!?
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