レジはオババのところに戻ってきた。
里親さんの元で過ごした五年の月日。
里親さんのところはご商売をなさっていたこともあり
里親さん以外の他人が
レジに触れてしまう事も有ったため
レジは人間に対する不信感というのが内在する状態に在って戻ってきた。
多分普通の飼主だったらレジのそういう内面的な変化も
感じないレベルの変化なのだと思うけど
沢山の犬たちを見てきたことと
これまでずっとオババの元で過ごしてきたジョシュという対象が居るから
レジが放っている内面の我や警戒心は
オババにはとても判り易くて
それを解きほぐしたいと思いつつも
これまで時間が無かったり
自分の体力や気力、集中力が
それを行うには足りて居なかったことで
日々の暮らしに支障が無いというレベルのまま
これまで過ごしてきてしまっていた。
しかしこのままではいけないよなと
いつも心の片隅には引っかかっていて
レジの顔に白髪が見え始めたのと
仕事を辞めて少し自分の体力に余裕が出来たことや
集中力がもどってきつつあることから
ずっと気に成っていたそのことに昨日少しだけ着手した。
すると
気づいていたが手つかずに成っていたレジの内面は
これまで感じていた通りで
このままもしレジに寿命が訪れたとしたら
この子は孤独のまま独りで旅立つしかないようになっていたなと感じ
この子をこの世に生み出した自分が
ちゃんと責任を果たさぬまま送り出してしまう事に成っていたと思った。
それは
排泄時間の感覚がジョシュに比べて短いとか
排泄時の姿勢や尿の濃さなどに現れていたし
我慢性が欠けた息が漏れるようなヒュウヒュウと漏れるように発する
要求の鼻息などに現れていたが
きちんと向き合うと
それがどの程度なのかというのがはっきりし
自分の今の健康状態と
レジの年齢的な体力を加味した上で可能な
レジの緊張や興奮の解消方法を考え出せたことで
やっと手を付けることが出来るようになり
関わりながら
おまえさんが寿命を迎える時
孤独のまま君を独りでは逝かせない。
他の子たちがそうであったように
安心して旅立てるように
私との関係を是正しておこうなと思った。
昨日外でそれを試した後
玄関に向かう歩行時には
これまでとはまるで違う柔らかなレジの「気」に
ああ、本当にこんなに違うのだなと実感し
まだレジがトレーニング可能な時期に仕事を辞めてよかったなと思った。

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