今リュウ君は、頭の中にストッパーを作る暮らしを送らされている。
母犬が彼の行動を阻止するということが無かったから
彼には、なんでも自分の思い通りになるものという思い込み感覚がある。
そうした思い込みというのは
困ることである反面、
物事に積極的に取り組むという意味では
良い部分も有ったりする。
それだから、
ある程度のラインまでは
彼の行動を許し
行動のレベルが引き上がったときに
それを制御すべく阻止するので
これはこうして良いもの思い込んでいることを阻止されたときに
彼の中で【葛藤】が起き
彼の頭を開発することになる。
犬というのは、「葛藤」することで
性質に「粘り強さ」だとか「冷静さ」が出来てくる。
ご褒美を使って物を教えた犬というのは
この「葛藤」という経験が足りていないため
非常に軽薄な犬が出来上がる。
いつまでも大人にならないというのかな
思考が単純で面白みというか
味わい深さが感じられないつまらない犬に成る。
犬とのパートナーシップを望まず
ただ相手の世話を焼いてあげるだけの対象として
犬を位置づけている
この子には私が居なくちゃ駄目なのよ的
自己の存在意義を肯定する
幼い生き物を欲しているということなら
それはそれで構わないのだけれど
そうではない、自分と対等な立場でありながら
互いに気遣いあうことができる
大人の犬を望むなら
「葛藤」によって培われる
頭の中のストッパーは
絶対に欠かすことが出来ない。
犬が開発されてくると
かなり計画的に葛藤が起きるようにと仕組まなくては駄目なのだけど
犬が我侭であればあるほど
頭が開発されていなければいないほど
犬の思い込みが多いので
日々の極簡単なことで「葛藤」は生じる。
昨日までのリュウ君は
自分でハウスから出るというのが出来なかったから
(ビビリだから)
こちらに出してもらうのではなく
自分で出てこられるようになるというのが
一つの課題だったのだけど
昨日午後からそれが出来るように慣れてきたことを受け
夜には「勝手に出てきてはいけない」という
これまでと矛盾する状況を与えられ
出入り口際で混乱した。
この混乱によって生じた緊張だとか
不満だとかといったものを
自分の中でどれだけ処理できるかが
後々の耐性の出来方に大きく影響する。
今細かな部分でこれをやっておくと
ストレスがかかったときの処理能力に格段の差が出る。
ただ排泄に出るという
トイレに行くだけのことなのだけど
ここで、それまで何も無く出て行くだけだったのが
一旦止まって、こちらからの出て良いという許可があるまで
出てきてはいけないとされたストレスで
トイレから戻ってハウスの中に収められた後
しばらくの間、出してくれとウゴウゴフニャフニャ騒いでいたが
先ほど何とか諦めがついたようで
やっと眠りについていた。
今やっと一ヶ月になったところの
しかも頭の良い犬種のボーダーミックスでさえ
こんなことを行いながら成長しているのに
もっと普通頭でストッパーが出来にくい犬種の子達が
ストッパーを形成するのに最適な期間を逸して
興奮のストッパーなどまったく出来ようはずもない暮らしというだけでなく
ただ兄弟と絡み合って興奮を煽る逆の暮らしを送って後
ニューオーナーの元に出荷?されるのだから
そんな仔犬達の野生顔画像を見るたび
ああいう暮らしを送った子を買ってしまった
新たに飼い主となった人たちがどれほど大変かというのは
かつて自分が経験あるだけに
簡単に想像がつく。
そんな画像を見ても
ただ仔犬がじゃれている姿として
可愛いなぁなんて思っているような鈍い感覚の人こそが
そういう画像の仔犬を入手してしまうことになるのだろうから
犬も飼い主も
お互いかなり大変なことになるのは目に見えている。
繁殖者は罪なことだよなぁと
画像を見るたび思う。



posted by Primrose at 03:46| 千葉 ☀|
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